2007年 01月 27日
バトゥ・パハⅣ / 「1928年」 |
「軒廊をいったり、来たり、露天をひやかしてあるいたり、夜がふけ、足が疲れるまで、
おなじところをぐるぐるまわって、あてどもなく時を費すのであった」
【マレー蘭印紀行より】
旅人は、いつの時代も同じことをしているのですね~^^
朝、宿のカーテンを開けると朝靄に包まれたバトゥ・バハ川が目に飛び込んできました。
朝の予定は決まった。バトゥ・バハ川の見納めをしなくては。
川の方に歩いていくと、品質の悪いあの赤いビニール袋に野菜やら果物を
いっぱいに詰めた人たちとすれ違いました。んっ市場がある?!
地図は宿に置いて来てしまったので、赤い袋を頼りに歩いたのでした。
自宅に帰って来てから写真をじっくり見ていてハッとしました。
1番上の写真の建物に年号が入っています。''1928''
1928年と言えば、昭和3年。金子光晴が旅をしていた時期と被ってます。
彼もひょっとしてこの建物を見たのかなぁ。なんて思うと、
最近知ったばかりのはずの詩人が、なんとなく身近に思えてきました。
by yai_yai_310
| 2007-01-27 23:08
| ∟バトゥ・パハ